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本の文化を消さないために

プロジェクトにご協力いただいている方のお勧めで、

「札幌・闘う本屋のオヤジの秘策!」というドキュメンタリー番組を見ました。


1946年から、札幌西区琴似で営業していた「くすみ書房」さんの奮闘記です。

活字離れと言われて久しく、かつ

雑誌を売るコンビニ、大型書店、ネット書店と、

個人経営の小さな書店にとっては、よいことはひとつもないと言った環境の中で、

個性的な品揃えで、地域に愛されているのがくすみ書房さんです。

売り上げが年々落ちてきて悩んだときに、

どうしたらもう一度お客様に来てもらえるか考え、

一日10冊ずつ、目の前の本を読んだそうです。

そのときに、出会った言葉が、

「非常識が、非常識な結果を生み出す」

だったそうです。

以降、人がやっていない企画をたて、書店を経営してきました。

「売れない文庫本フェア」では、

よい本なのに売れない本を集め、他店とは違う品揃えをしています。

また、中学生に本を読んでほしいと、

「中学生はこれは読めフェア」を企画。

この企画を始めてから、中学生がくすみ書房さんに

来店するようになったそうです。


地元琴似で愛されていた本屋さんだったのですが、

琴似では、大型店や大型古本店が進出して営業できなくなり、

2009年に札幌市厚別区大谷地に移転しました。

くすみ書房さんが移転されるときは、琴似在中の友人が、嘆いていました。

いい本屋さんがなくなってしまうと。


ドキュメンタリーで印象的だったのは、

「売れるものだけ売っているのは、ある意味らくなこと。

だけれど、そんな本屋ばかりだったら、本の文化は消えていく」という

くすみ書房さんの言葉でした。

●くすみ書房
http://www.kusumishobou.jp/index.html

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最近、地方出版にこだわる社長さんたちとの出会いがあり、

本作りの下支えをする「印刷人」も、

文化を守る誇りを忘れてはいけないということに気づいたのです。

今回は、その本を売る本屋さんの思想ひとつで、街の文化も変わってくるのだなと

思いました。


その一方で、デジタルの世界にも生きる私は、電子書籍も魅力的。

紙媒体と電子媒体は、どちらがよくてどちらが悪いというものでもないと思うのです。


ただ、ハードが進化すると、データに互換性がなくなるデジタルの世界で、

気に入った電子書籍を残していくことは難しいかもしれません。


その点では、アナログの本は、紙が劣化しない限り、

いつでもどんな状況でも読めます。

絶対に、消してはいけない文化だと思うのです。


携帯電話で小説を読みつつも、

本を山積みして読んでいる娘を見ても、そう思います。
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